ZAC2102年 9月 6日 謝りたい



ZAC2102年 9月 6日 謝りたい

今日はストームソーダーの修理を終わらせた。結局足は大腿部以下を組み上げてから交換、になったけど開発予算にはそんな支障は出なかった。全身の装甲も修繕・塗装が終了。これでようやくリリン少尉の表情も晴れる、かな?

しかし少尉も義理堅いと言うか責任を感じやすいと言うか、気にしちゃうタイプなんだな。
修理の前日から謝りに来てくれて、それから毎日差し入れにも来てくれた。自分の愛機が気になって仕方無いんだろうな。いい子だ。ゾイド乗りとして1番好感が持てる。
けど、どこか辛そうだった。無理に笑ってる感じで、何を話していても二言目には謝ってた。少尉に落ち度は無いって何度言っても同じ。
見てるこっちの方が辛かった、かもな。

ストームソーダーに潜行能力まで持たせる『シルフ』をこの時期に完成させたのは失敗だった。もしかしたら、俺が少尉に潜行するよう強いてる、って思われたかも知れない。
繰り返すようだけど、『シルフ』にハンマーヘッド用イオンブースターをそのまま採用したのは、そういじらなくても効率がいいエンジンだったし、さっさと1つ目を完成させて流れを作りたかったから。でもそれがあらゆる意味で問題だった。初の実戦だってのに、海戦直前には少尉ともあまり話ができなかった事も。

けれども1番の問題は、そんな理由を少尉に言えなかった事。これを理由に責任は俺にあると言おうとしても、少尉の顔を見てるとすごく後ろめたい気持ちになって、つい言いそびれてしまう。
俺ってこんな弱虫だったのかな。少尉をだますような行為になったって失望されるのが嫌で、何も言えなくなっちまう。最低だ。こんな保身に躍起になるなんて、すごく汚い。それこそ少尉に申し訳が立たない。

決めた。明日こそ少尉と会って、面と向かって謝ろう。全部話してしまおう。その結果がどうなるのかは分からないけど…でも今よりは、胸を張って生きられると思う。

今日の一言:「今後の計画も慎重に進めないと」






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