昨晩の「炎チャレ」を見ていたら、小学生が「30人なわとび」というチャレンジをやっていた。 「30人31脚」っていう二人三脚の30人バージョンは見たことがあるけどこれは初めて。 要するにクラス対抗で、30人そろってながーいなわとびを一分間跳び続ければ100万円というルールらしい。 「30人31脚」もそうなんだけど、「30人なわとび」でも、 30人の子どもたちの血のにじむような猛特訓の日々がつづられている。休み時間も放課後もあったもんじゃない。 早朝や休日に集合して練習したりもしている。 以前見た「30人31脚」では、 「お金の問題じゃない。みんなが一丸となり、目標に向かって努力することに意義があるんだ」 と演説をぶつ先生もいた。 生徒たちはみんな神妙に聴いていた。その瞳はきらきらと輝いている。 この番組を見ている多くの人々もきっと感動し、 「そのとおりだ。こんなに毎日がんばったことは勝敗に関係なく、決して無駄にはならない」 とうなずいていたことだろう。 わたしも思わず目頭が熱くなって画面が見えなくなってしまった。 なんてこと言うと思うか? このわたしが。 わたしはこの手のチャレンジを見るたび、かわいそうでかわいそうでものすごく憂鬱な気分になる。 30人も生徒がいれば、その中に一人二人は、 「なんで自分の時間をつぶしてまで、「たかが」TV番組のためにこんなことしなければならないんだ」と疑問を持ち、 毎日の特訓がいやでいやでたまらない子どもがいるかもしれない。いや、絶対いるね。 なんで断言できるかって、わたしがそういう子どもだったからね。 つーわけで、「炎チャレ」の中でもこのチャレンジだけは気に食わないのだ。 広い海、白い砂浜、真っ赤な夕日というシチュエーションで、 「さあっ、あの夕日に向かって走ろう!」とさわやかに先生が叫べば、「はいっ!!」とさわやかに応える生徒たち。 そして若者たちは一団となり、波をけたててどこまでも走ってゆくのであった。 −完− じゃ、なくて、たとえばこういう状況でも雰囲気にのまれることができないのよ。わたしは。 そのくせ小心者で、一匹狼になれるタイプでもないんで、しかたなく一緒に走りながらも、 「こいつら恍惚として走ってるぞ。集団催眠にかかってやがる」と周りの人間を観察したり、 「はやく催眠から醒めてくれないかなあ。夕日に向かっていくら走ってもムダだってことに気がついてくれないかなあ」 とうんざりしたりする。例えてみればそういうタイプの人間なの。やな奴だね〜。 でもわたしも自分が大事なんで、普段の社会生活ではそんなことおくびにも出しませんけどね。 人間関係がやりにくくなるからね。 まあわたしに向かってアジろうとか説教しようとか そんなこと考えてもムダだっちゅーことはなんとなくご理解いただけたかと。 ところで妹に、「このチャレンジ、かわいそうで見ていられないよね」と言ったら、 「えっ、なんで? みんな一生懸命やってて感動するじゃん」と、びっくりしたような顔をされた。 …………こんなこと考えながらあの番組を見ている性格悪子さんは、やっぱりわたしだけなのか?(←弱気)