上映室の魔人

WJ52号での「保健室の死神」のラスト一コマがどうにもネウロと被って仕方ないので、思い切ってパロっちゃいました(笑)。

「『髪の毛の先ほどの可能性』……それを追い求める強さこそが人間というものだ。病魔よ、今それを痛感させてやろう」

 そう言ってネウロはヤコの頭をガシッと掴み、上映室に入り込んだ。
「ちょっ……何で私まで」
「貴様を連れていくということは……解るだろう?」
「……うん」
 決意を眸に宿したヤコを隣に据えて、椅子に腰掛ける。

 他力本願で夢を叶える場所……そんなところにこの二人が引きずられるわけもなく、事件は呆気なく解決した。

「はぁ……これで終わ……ちょっ、あんた何やっ……」
「む? 貴様等盛りのついた人間というのは、こういう暗がりでこういった行動をするのであろう?」
「いやいやいやいや! もう事件終わっ、んでしょっ……」
「何を言う、ここからが始まりではないか」

 事件は解決したが……魔人のいたずら心は解決せず。

 仄暗い上映室、隣に座る愛おしい女……、食欲が満たされた今、果たす欲はただ一つ。

「あっ、や、んぅっ……」
 頭を無理矢理に引き寄せ唇を奪う。無理な体勢で息苦しく、大した抵抗もできないまま、弥子の体にネウロの魔の手が迫る。
「あ、あっ…ネウロっ」
「良いのか? そんなに大きな声をあげて……」
 直接脳に吹き込まれるかのような魔人の囁き。それだけで少女の体は熱を溜め始める。

「んっ……ぁ、ん……ぅふぁっ……」

 服の中に侵入する、革手袋の感触。それはもう何度も経験済みで慣れた感触のはずなのに。

「ぁぁっ……は、ぁ」

 シチュエーションが変わるだけで、感じ方まで変わるなんて。

 ぷつり、とブラジャーのホックが外され、直接手が胸を這う。この暗い場内、見なくても解る……桃色の中心はツンと尖って、指が掠めるたびに甘い声を引き出す。
「んは、ぁ…あ、ぁ…やぁ……」
 喘ぎ声を押し殺し悶える姿は、なんと扇情的なのだろう。弥子自ら声を抑える様にネウロの劣情がそそられる。彼はあえて口を塞ぐことをせず、その肌に舌を滑らせた。

「ひゃっ! んん! んぅ…ふ……」

 思わず上げてしまった声に、反射的に手で口を塞いだ。それでも漏れる息に、弥子は両手を使わざるを得ず。
「無抵抗、か? それでどこまで我慢できるのか……楽しみだな、ヤコ?」
 結果、無防備な体をネウロに差し出す形となった。

続く→



戻るか?