声をかければ落ちかけていた意識が浮上したのだろう、口周りを気にしながら笑顔を取り繕い此方を向いた。
その姿を下に敷くように押し倒す。
笑顔が疑問に変わるまで、そう時間はかからなかった。
「ネウロ…?」
我が輩にその疑問をぶつける前に、唯一音が鳴っていたテレビを奴隷の視線が捉えた。
その瞬間理解したのか、勢い良く我が輩に向き直った奴隷の瞳が驚愕に見開かれている。
「ねぇネウロ…まさか、違うよね?」
「もしも、そのまさかだと言えば貴様はどうする?」
「…っ!!いやぁぁっ!離して!」
もちろん我が輩としては本気でするつもりは無いが、今や拷問に慣れてしまった奴隷がこれしきの事で力の限り嫌がるのを見るのは少し面白い。
もう少し脅してみようかと思い、片手で奴隷の手を押さえつけ服の上部を引き裂けば、多少の膨らみは確認出来るかと言う程度の貧相な胸が露になる。
こうして見ると色気など皆無だと思っていたが…なるほど
「…恐怖に歪んだ表情と言う物は中々そそるものが無くは無いぞ?」
「――っ!」
笑顔を付けてそう言ってやれば、息を飲む音と共に奴隷の軆が硬直するのが見て取れた。
小刻みに震えているのが手を通して伝わって来る。
ほんの少し手を肌に添わせれば、異常な程に反応を見せ身体を跳ねさせる。
今度は舌を首筋へ乳房へ、そして徐々に下に這わせて行く。
時折ついばむように口づけを落とせば、白く華奢な軆の至るところに薄紅色の華が咲いて行った。
「 ――っ!」
悲鳴のような声が、我が輩の名を呼んだ。
今度は我が輩が笑顔から驚愕へと表情を変える番だった。
「何を泣く…?」
弥子の目から留まる事を知らぬように溢れる雫が、我が輩の視線を奪い離さなかった。
思わず拘束を外せば、弾かれたように起き上がって我が輩が無惨に引き裂いた服を必死に掻き寄せ、肌を隠し自らを護るように抱く。
その姿があまりに惨めで哀れに見え、手を伸ばせば怯えたように拒否反応を見せる弥子。
「泣くな、弥子」
上着を脱いで未だ震えるその身体を包み、弥子の頬を濡らす雫を舐めとる。
←戻る/
続く→