五月闇。
―みずもり様より―

「フム」


近づく気配。
口を押さえられたまま顔を覗きこまれる。
爛々と輝く緑色の瞳は

好奇と、感心と、征服欲に彩られて


「・・・・・・」

「悪くない」

「・・・・・?」


男は呟いて掌を一度外す。
その手袋を口で外して、そして

噛まれた部分を楽しげに舐め上げる。

その凄艶な笑みに、全身鳥肌が立つ。


「ネウ・・・・んんむぅっ・・・!!!」


いきなり指を口に突っ込まれて息が止まる。


「んんんんんっ・・・!んんぅっ」

「貴様ごときでは食い破れん。安心して歯を立てろ」


クク、と喉で笑いながら、もう片方の手でスカートを捲り上げる。
口の中で暴れる指を、両腕で押さえつけ、言われた通り噛み締めるが、それ以上の力で口内をかき回される。

そうこうしてる内にスカートの中の手が、下着の中に潜り込んで


「んぅっ」


一気に中まで潜り込んでくる。


「下の方が、噛む力が強いのではないのか?」


嘲笑われて、顔が一気に熱くなる。
同時にかき回されて、脳内がブラックアウトしかける。


「んぅっ・・・んんんんっ」


ぐちゃぐちゃと零れ落ちる液体。
どちらからも。

腰が勝手に浮く。
遠く聞こえていた、虫やら蛙の声がふつりと消える、


「・・・んんんぅっ・・・ふぁっ」


引き抜かれた指。
伸びる銀糸と、僅かに付いた噛み痕が見えた気がしたが、一瞬でそれは魔人の口の中に消えた。

まるで美味しいものでも食べるようにそれを丹念に舐めとって。


「脆弱だな」


笑った瞬間、奥に沈められた指が激しく動かされる


「っ・・・やっ・・・あぁぁあっんっくふっ」

「声を出すなと言ってる」

「だっ・・・て、あ、あ、きゃふっ」


内壁の天井付近をごりごりと刺激されて、身体が大きくのけぞる。
かと思えば引き抜かれて、その上にある一番敏感な部分を爪で弾かれて


「・・・・・っっ!!!」


叫び声は大きな掌で差し止められて。
頭を振る。

声とともに快感も押し戻された感覚のまま、ぬるぬると周りを指でなぞられて

あと、

少しなのに


「・・・・んんんぅ」

「欲しいか?」


一瞬の間。
泣きながらも頷けば、にんまりその目を細めて


「我が輩の機嫌が良かった事をありがたく思うがいい」


口を塞がれたまま、指が三本同時に捻じ込まれる。


「・・・・・っ!!!!!」


そのまま激しく突き上げられて


身体が、飽和する。

夜に、溶ける。

この息が詰まるような

濃厚な、蠢く闇に。


記憶が飛ぶ寸前、冷たい柔らかさが唇を覆う。
でもその舌は、もう温さを保っていて


僅かにまた

草の香が鼻を掠めた気がした。



ああ、本当に


今夜は


この魔人のような


夜、だ



艶かしく

何かを潜ませて

どこまでも暗く

どこまでも深い


生命力、豊かな









「・・・・・・・・」

「起きたか」

「・・・・・謎、は?」

「安心しろ。もうすぐ発生する」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「なんだ?」

「・・・んでもない」

「随分と楽しんだようだな」

「っ・・・・////!!!それはネウロがっ・・むがっ」

「静かにしろ」

「・・・・・・・」

「続きは帰ってからしてやる」

「!!!!????」

「余興だといったはずだ」

「!!!!」

「本番は後だ」

「んぐーっ(いらないよっ」

「ああ、」

「・・・・?」

「今宵は本当に良い夜だな」



そう言って

まるでこちらを見透かすように

魔人は艶やかに笑って。

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みずもり様、素敵なお話をありがとうございます!



戻るか?