事務所の扉を開けた奥、見慣れた顔が見慣れない格好で立っていた。
「ネ…ウロ……?」
恐る恐る名前を呼ぶと、にっこりと笑って。
「ヤコ、どうした? そんなところに立ちつくして」
普段よりずっと高い声で、話しかけてきた。
ネウロが、女の人になっちゃった……。
「ああ、この格好か。気にするな、ほんの興味本位だ」
「気にするよっ!! それ、ただの女装じゃないんでしょ!?」
「おお、豆腐頭でもそれくらいは解るのか」
ただ単に女の格好をしている訳じゃない。ネウロの体は完璧に女性のそれだ。喉仏が引っ込んで声が高くなって、全体的に丸みを帯びている。胸は柔らかそうに大きく、腰はくびれて、そこからお尻と足へのラインがグラビアアイドルも目じゃないほどに美しい曲線を描いて。
さらには、ネウロの綺麗な顔がそのまま女性っぽくトレースされていて……。その顔を近づけられて、うかつにもドキッとした。
「ヤコ。あらゆる面において我が輩に敗北した気分はどうだ?」
悔しいです!! ああ、悔しいですとも!!
腹黒い笑顔までも色っぽいなんて、反則だ。もう、同じ空間にいるだけで惨めな気分になってくる……。
とりあえず、鞄をおいてソファに深く腰掛けて、ため息を一つ。まったく、何がしたいんだか……。
「ふむ。では早速検証に入るとするか」
そう言ってネウロは私の隣にすっと座っ……。
「ちょっ! ネウロ!?」
「む?」
「む? じゃなーいっ!!」
座ったかと思ったら、おもむろに服を脱ぎ始めたのだ。
「なななな…何やってっ……わぁっ!!」
ぺろん、と目の前に豊満な胸が、白くてすべすべの綺麗な胸が目の前に現れて。あろうことかネウロは私の手を掴んで、その胸を揉ませてきた。
「…ふっ……」
ピクリ、とネウロの体が僅かに跳ねた。
続く→
(裏へ)続く→