フィアンセになりたい

「ふ…ネウロ……」
「ヤコ……」

 何度も何度も唇を合わせ、離れては、愛してると互いに囁いて。キスだけで、体が疼く。
 そのうちに、ネウロは弥子の体からタオルを剥がし、弥子の体を優しく撫でる。ピクリと反応して、弥子はネウロの首に腕を回した。

「あ、はぁ……ぅん……んん…ん……」

 キスをしたまま、ネウロの手が弥子の体を這い回る。わざと声を出せないように深く舌を絡ませて。弥子は快感と息苦しさに眉を寄せる。

 涙が一筋、弥子の頬に跡をつける。それを見たネウロは顔を上げ、困ったような笑顔で弥子に言う。
「何故泣く? 今、貴様は笑うべきだろう?」
「ん……ごめん、嬉しく、て……」
 幸せだから、と呟いてネウロを引き寄せる。
「だから、もっと……」
 弥子は自らネウロにキスをし、その先をねだる。その様子に、早く繋がりたい衝動と、丹念に慈しみたい気持ちが、ネウロの中でせめぎ合う。

「ネウロ、大好き……」

 その言葉に、その愛らしい仕草に、理性が飛ぶほどの衝撃を受けた。
「我が輩もだ……」
 そう呟くと、ネウロは弥子の首筋に、鎖骨に、胸元に、紅い華を無数に散らした。薄い胸を手で覆い、その頂を舌先でつつく。
「あっ……」
 可愛らしい悲鳴が漏れる。それはネウロの本能に直接作用して。もう、ネウロは自分を制御できないほどの感情に呑み込まれていた。

「ヤコ……」
「あっ、あ、ネウロっ……」

 胸の中心に吸い付き、舌で転がす。大好きな飴を味わうように、執拗に。手は脇腹を撫でながら下へと移動し、太腿へ到達していた。
 ゆっくりと太腿を撫でていると、弥子の腰が揺れだした。自然と、脚が開いていく。
「あ、あ……はぁ」
 脚の奥がどんなことになっているか、想像に難くない。そこはきっと、待ちわびている。熱を、質量を、欲望を。

「……欲しいか?」

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