だって、こんな、隣に、浴衣姿のネウロ、なんて……。
提灯の明かりで照らされて、普段の三割増くらい色っぽくて。胸元がちらりと見えたりなんかして。たくましい体が、薄い布でしか包まれていなくて……。何か食べてないと意識し過ぎちゃうよ。
ほら、擦れ違う人がみんな振り返っていく。不釣り合いな私の姿も、ついでに確認していくけど。
解ってますよーだ。綺麗なネウロに綺麗じゃない私、でしょ?
ネウロが綺麗なんて言ってくれるわけもないし。でも、私も一応、浴衣なのにな……。
歩き疲れて、近くの公園で残りの食べ物を食べることにした。端っこのちょっと暗めのベンチを選んで。ここなら、ネウロが目立たないかな、って。なんか、私も独占欲強いかなぁ……。ネウロのこと言えないや。
「先生、こんなところにこぼして、はしたないですよ」
最後の一口を食べたところで、ぽろりとカスが胸元へこぼれた。ネウロはそこに顔を近づけて……。
「ちょ、ネウロ……んっ」
ついでとばかりに肌に吸い付く唇。思わず声が出てしまう。しっかりと紅い印を刻まれて。
「あ…ネウロ、こんなとこ……服着ても見えちゃう……」
「見せつけてやればいい」
「え、ちょ、ん……」
唇を奪われて、反論できない。舌が伸びて絡んできて、お互いの唾液が混ざる。ぴちゃぴちゃといやらしい音を立てて。そうなったら、もう、反論する気も吸い取られたみたいで。
「ネウロ……」
ネウロの首に、腕を絡ませる。ようやく唇を離せば、銀糸を引いて。ドキッとした。
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続く→