もはや君なしじゃ始まらない

 部屋に入って、一通り見て回る。天井がやけに高い。アメニティグッズも高そうなのが置いてあるなぁ。大きな窓からは、綺麗な夜景。東京みたいにギラギラしてないのが良い。
「綺麗……」
 見入っていると、ネウロに後ろから優しく抱きしめられて。

「先生……僕も、あのアルビレオみたいに、ずっと先生の傍にいます……」

 ちょ……し、心臓がっ、鼓動がっ、ヤバイくらい速いっ。しっかり聞かれてたよ……。つーか、このシチュエーションでその科白は反則もいいとこだ。これで落ちない女がいたら見てみたい。今なら世界が崩壊しても良いかも……なんて本気で思った。

 ネウロの方を振り返ると、唇が降ってきて。甘い口づけ。何度も何度も。きつく抱きしめられて、深く口づけられて。舌が絡まって、熔けていく。キスだけで、足腰立たなくなってしまった。
「先生……」
 色っぽい目で見つめてくるネウロ。何て言うか、まあ、そーゆー雰囲気。ネウロは私をお姫様だっこして、ベッドへ歩いていく。
「ネウロ……」
 優しくベッドに寝かせられ、そのまま口づけを。ネウロが優しく微笑むもんだから、ここへ来て急に恥ずかしくなってきた。
「あ、の……ネウロ……今日はどう…しちゃったの?」
 ここでこんな事言われると思ってなかったのか、一瞬ネウロの動きが止まった。けど、すぐに微笑んで。
「この瞬間が、僕にとって、先生にとって、最高の一瞬になるように」
 そう言った唇が降りてきて、額に、頬に、瞼に、首筋に、口づけをしていって。そして、服に手をかけ始めた。
「え、あ、ね、ネウロ……」

「先生はご存じですか? 男が女性に服を贈るというのは、それを脱がせるためなんですよ」

 ふっと笑って言った。そーゆー魂胆だったのかよ!! いや、普段に比べたら雰囲気とかも良くて、これはこれで良いかななんて思っちゃってるんだけど。
 戸惑っているうちに、あっという間に下着姿にされた。ネウロに渡された、勝負下着。明るいところで見られると恥ずかしい……。ただでさえ貧相な体なんだからさ……。あ、自分で言って凹む。だけど、ネウロは馬鹿にするどころか。
「良く、お似合いです……」
 その微笑みは何処までも優しい。マラカイトの眸で見つめられて、もうどうにかなってしまいそうだ。

「願わくば、僕だけの先生でいてください」

 微笑んで唇を重ねた。二人が一つになるまで、そう時間はかからなかった。
 もう、騙されてても、後に何が待っていようと、いいや。

 こんなに幸せなのも、ネウロだから、だよね。ネウロじゃなきゃ駄目。
 ネウロがいなきゃ、この幸せも始まらない、よね?

++ fin ++

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長くなってしまった……。だだ甘ネウヤコ。
因みに、舞台は群馬(HINAの地元)ですw



戻るか?