ハイ!チャイナ!

「きゃあぁぁぁっ!!!」

 突然、悲鳴が響き渡った。ここは学食。弥子は食べかけの牡蠣フライをかき込んで、悲鳴の元へ向かった。

「ど、どうしたんですか!?」

 弥子が駆けつけると、生徒達が道をあけた。そこに倒れていたのは、弥子のクラスメイトの男子だった。悲鳴は隣の女子のものだったようだ。
 倒れている男子はかなり苦しんではいるが、命はある。急いで消防に連絡をして、救急車で病院へ行った。

 弥子はその場に残り、倒れたときの状況を聞いて回った。しかし。

「おー、探偵だ探偵だ」
「桂木、がんばるぅ〜」
「よっ、名探偵!」

 物珍しさに、生徒達は場違いにはしゃいでいた。

「先生!!」

 そこへ、走って学食に入ってくる者がいた。ネウロである。弥子の様子を見て、やってきたのだろう。

「状況はどうなっていますか?」

 その一言で、女子生徒達が率先してその時のことを話してくれた。弥子は何か言いたそうにしたが、情報がすんなり集まるなら、と黙ってやり過ごした。

 倒れた男子生徒の他にも数人、腹の調子が悪くなった者がいた。彼らは皆、弥子と同じ牡蠣フライを食べていた。牡蠣フライを食べた者は、全員検査を受けることになった。

「ねえ、ネウロ……牡蠣フライ、なんかヤバイもの入ってたのかな……」
「その可能性は高いな」
「私、山盛り食べちゃってるんだけど……」
「後で我が輩が直々に検査してやろう」

 一抹の不安を抱えつつ、検査結果を待った。

続く→



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