正直さの内側

「こんちは、弥子ちゃんいる?」
「かーつーらぎーっ、遊びにきたぜ」
「おう、探偵いるか」

「おや皆さん、お揃いで。どうなさいました?」

 何の因果か、ほぼ同じタイミングで事務所を訪ねてきた、笹塚、匪口、吾代。そして、彼らを出迎えたのは魔人。

「先生なら、今はちょっと席を外していらっしゃいます」

 助手スマイルで答えるネウロ。吾代と匪口は密かに鳥肌が立っていたとかいないとか。

 それぞれ、待たせてもらう、と言ってソファに座った。

「…………」
「…………」
「…………」

 不穏な空気が漂う三人……いや、穏やかな顔をしているが、内心穏やかでない魔人も入れて、四人。

「皆さんそれぞれ、先生にご執心のようですね」

 初めに口を開いたのはネウロ。その言葉に三人はピクリと反応した。

「俺、桂木と歳近いしさ、イイと思うんだけど」
「あんだてめぇ、ガキがナマ言ってんじゃねーぞ」
「チンピラもどうかと思うが……弥子ちゃんにはしっかりした大人が必要だよ」
「えー、笹塚さん、もうおじさんじゃん」
「けけっ、その通りだな」
「…………まあ、そうだけどね……」

続く→



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