「先生! 今日も見事な推理でしたね!」
犯人を捕まえて、ほっと一息といったところで、ネウロが後ろから抱きついてきた。
「ちょっ……ネウロ、こんなとこで……ほら、みんな見てるよ」
笹塚さんとか、石垣さんとか、えっと……この間から見かける女の人……等々力さん、だっけ……まで、じぃーっと見てるよ。
ネウロは私に抱きついたまま、みんなの方を見て、にっこり言いやがった。
「先生は、僕のですから」
……ああッ、視線が痛いッ!!
笹塚さんは、哀れむような、呆れたような、そんな感じですぐに視線を逸らした。石垣さんはなんだか楽しそうだ。等々力さんなんて、あからさまに軽蔑したような目で見てる。真面目そうな人だもんなぁ……。
「ねっ、ネウロ、何言ってんの!! 離れてよっ」
「むぅ……先生のお言葉なら、仕方ありません」
やっと離れた……と思ったら、頬にキスされた。
「こらっ」
一応、形だけでも怒っておく。公衆の面前では、私が「探偵」でネウロが「助手」なんだから。
「まあ、弥子ちゃん……より助手の方か……ほどほどにな」
そうして、警察の方々及び、関係者、野次馬もちらほらと散っていった。
「もう、ネウロっ、恥ずかしいったら……」
「フン……貴様は我が輩のものだということを、時々確認させなくてはな」
「確認って……あっ」
ネウロが首筋に舌を這わせた。突然の刺激に、思わず声が出る。
「ちょ、ネウロ……ここ、外だよ……人に見られたら……」
「見られなければ良いのだな?」
「え……?」
「魔界777ツ能力……毒入り消毒液(イビルキャンセラー)」
ネウロが呟くと同時に、私達は液まみれでベトベトになる。
「これでよかろう?」
続く→