世界の歌姫、アヤ・エイジア。ネウロは彼女に興味を持っている。正確には彼女の能力に、だけど。
そんなことを考えていたら、なんだか胸の辺りがちくちくと痛い。何だろう? 私の胃は人一倍丈夫だと自負してるから、胃じゃないんだろうけど。今まで感じたことな……いや、あるかも。でもそれって、まさか、できればそう思いたくないけど、恋ってことじゃない?
恋した?
私が?
ネウロに?
……えー、まさか。
だって、魔人じゃん。
人じゃないじゃん。
ん、一応「人」なのかな?
ぐるぐると、考えがまとまらない。あー、もうっ、なんでネウロのことなんかでこんな頭がいっぱい…に……。
ネウロ の こと で…… 頭 が いっ ぱい?
それって、やっぱりあれだよね……。ヤバイ、気づいてしまった。気づくと恐ろしい速さで進行する病気なんだよ。恋って病は。
だけど、叶わないんだろうなぁ……。だって、人間の感情なんて理解しない魔人が相手だもの。最初から終わってる恋ってどうよ?
それでも、ネウロのことを考えると鼓動が速くなる。それは、決して恐怖からではなく……。
++ fin ++