珍しく、事務所に来なくていいなんてメールがネウロから届いて、叶絵と散々ショッピング(ほぼ買い食い)した後、家に帰ってみれば。
「あ、弥子おかえり。ネウロ君もう来てるわよ」
「…………は?」
全く予想していなかったお母さんの一言。すると奥からエプロンを着けて右手にお玉を持ったネウロが、助手笑顔でやってきた。
「先生! お待ちしておりましたよ!」
「上司想いの良い助手さんじゃないの。イケメンだし」
お母さんの本音は絶対後者だ。ここまで丸め込まれていると今逃げるのは不可能かな……。私は観念して、夕飯のテーブルについた。今思えば、ここで意地でも抵抗しておくんだった。
まさか、こんなベッタベタなシーンに直面するなんて。
「あ、ああああの、ネウロ……」
「お背中流しますよ、せ・ん・せ・い」
お風呂でばったり。お互い全裸。しかも、お風呂の電気ってやけに明るくない!?
「いやいやいやいや、じ、自分でできるからっ!!」
……なんてことを聞くような奴じゃないよね、うん。
わしわしと背中をタオルでこすられて、意外と力加減がちょうどいいなんて思ってしまった矢先。
「ひゃあっ…ちょ、ネウロ、あ!」
絶対そうなるって解っていたのに油断した……。ネウロの手が背中から胸へと移動してきて。
「あ、あ、あ……ネウ、も、あぁ……」
もうツンと立ってしまっている頂をにゅるんと撫でられて、イヤでも体が反応する。石鹸でぬるぬるして、なんかいつもと違う感触。いつもより、もっと……。
「滑りが良くて、気持ちいいのでしょう?」
「ぁう……」
囁きが、正体のわからない何かになってゾクゾクと体を駆け抜ける。それが逐一理性を奪っていって。
「ね、う……あ、ね、もっと……」
「もっと?」
「ふぁ……もっ…と…………し、てぇ……」
きっと今、私すごくいやらしい。でも、これ以上我慢できない。ネウロを見ると、なんだか嬉しそうに口角を上げていて。
「クク…これで、いいですか、先生?」
「あっ、あ、あ、ああぁぁっっ!!」
ぬめる中を、熱い欲望の塊が貫く。そのまま、多分勢いはいつもと変わらないと思うのだけど、いつもより激しく感じる律動が。
「あっあっ…ネウっ…ネウロぉっ! ひゃぅんんっ」
「いけま、せん、よ…先生……」
思わず叫んだら、指をくわえさせられて。声が、出せない。
「んんん〜、んぅっ!」
「お母様に、はぁ…聞こえて、しまい、ますよ?」
諭すような言葉なのに、熱い吐息混じりで。ますます私の中の熱が暴れ出す。私は首を振ってネウロの指を払った。
もう、限界、だよぅ……!
「く、っ……ヤコッ…は、ぁっ……」
ネウロをぎゅうぎゅう締め付けてしまう。そうしたら余計に抽挿が速くなって……。
「ヤコ、ヤコ…!」
「ネウロダメぇっ!! イッちゃ、イッあぁ、あ、あ、あああぁぁ!!!」
――翌朝、お母さんに何もツッこまれなかったことが、余計に恥ずかしかった……。
++ fin ++