チェリーブロッサム狂詩曲・2

「うわーっ!!」

あまりの美しさに声も出ない。

ネウロと一緒にやって来た枝垂れ桜で有名な公園で、私は言葉を失っていた。

流れるように枝垂れた枝には、濃い赤色の花がびっしりと付いている。


木の真下に潜り込めば、枝垂れた枝がカーテンのように周りを遮って…。

二人、まるで桜に守られているみたい。

「ネウロ?」

隣りに佇む、愛しい魔人を見上げる。

「なんだ?」

枝垂れ桜の下で、ネウロの腕に包まれる。

「私、幸せだよ」

「なんだ。今日は、やけに素直だな」

私はネウロの胸に顔を埋めて、ささやかな幸せに浸っていた。

←戻る続く→

2008/04/17
柳沢星様・作



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