奴隷達の英雄

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ひとは皆 運命の哀しい奴隷だというのに
その奴隷が 奴隷を買うなど 笑えぬ喜劇だ
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「……だってよ、ネウロ?」
「我が輩は人間ではないから何も問題はない」
「言うと思った……」
「確かに……、魔界にはくだらぬ運命論が蔓延ってはいるがな」
「ああ、ゼラって人が言ってたね」
「だからこそ我が輩は魔界を飛び出したのかも知れん」
「ネウロは運命より可能性を求めてるもんね。……でも、さ」
「む?」

「最初の『謎』が私のところだったのは、運命だって言っちゃ駄目?」

「……ああ、人間の雌もその言葉が好きなのだったな」
「うわ、露骨にイヤな顔……でも、ちょっと安心したかな」
「自分から聞いておいて何を」
「変わらないなぁって。私と出会ったのはただのきっかけ、なんでしょう?」
「きっかけ?」

「その後も私を傍に置いてくれてることの。それから……今、私のところへ戻ってきてくれたことの」

「ああ、そうだ。全ては我が輩の意志。最初の食事に貴様のところを選んだのもな」

「うん。全部、私達の意志。私がネウロを拒絶したのも、戻ってきたのも。……今も進化のために努力しようとしていることも」
「うむ。それでこそ我がどれ…」
「相棒! …でしょ?」
「そうだったな」

 そうして、二人は微笑み合うのだ。

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諦めるな 抗うのさ 無力な奴隷は嫌だろ?
剣を取る勇気があるなら 私と共に来るがいい
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++ fin ++




戻るか?