痺れるようなキスが欲しい?

事務所での穏やかな時間。
手持ちぶさたな弥子は、なんとなくネウロの傍に寄って。
そうなれば、当然ネウロは弥子に触れたくなって。

「……ヤコ」
「ん?」

二人が唇を合わせようとしたそのとき――。

ピリッ!!

「ぅわっ!」
「っ……」
「いたたた……何、今の……」
「……静電気か」
「あ……」

そう、今は冬。
生足晒している女子高生といえど、上半身はしっかりセーターを着込んでいるわけで。

「うん……なんか髪がまとまらないと思ってたけど……」
「フム。魔人と人間の唇の間に電位差が生じるというのも、なかなか興味深い」
「いやいや、普通に人間同士でも起こるんじゃ……」
「ほう……。貴様、我が輩の知らぬところでそのような経験があるのか」

にっこりと、表情筋だけの笑顔を見せるネウロ。
弥子はすぐに自分の失言に気づき、必死に弁解しようとするが……。

「いっ、いや、そーゆーんじゃなっ……」

言い切らないうちに、弥子のセーターが細切れになって床に落ちていった。

「ふえっ!!??」
「もう心配ないですよ、先生。原因を取り除いてしまえば良いんです」
「えっ? えっ! ちょ、何で下着までっ……」

「もちろん、ポリエステルも駄目に決まってるじゃないですか(極上スマイル)」




事務所は暖房ばっちりですから!!

++ fin ++




戻るか?