「えーっ! そうなんだ。災難だね…お大事に」
ピッ(通話終了)
「叶絵がね、インフルエンザにかかっちゃったんだって」
「ほう、せっかくくれてやった休みが無駄になったのだな(にこにこ)」
「何でそんな嬉しそ……あっ、あんたまさか、叶絵に何か……」
「む?」
「叶絵はワクチン打ったのにかかっちゃったって。あんたを疑いたくもなるよ」
「相変わらずのミミズめが。インフルエンザのワクチンというのはそもそも博打なのだ」
「へっ?」
「インフルエンザにいくつもの型が存在するというのは知っておろう」
「うん……今年はなんとか型が〜ってニュースでいつも言うよね」
「ワクチンを作る段階では、どの型が流行るか解っていないのだ」
「……は?」
「医師の推測によって、その年に作るワクチンの型を決めているのだ」
「それって……お医者さんのカンってこと?」
「その通りだ」
「えー……、ホントに叶絵、災難だったんだね……」
「さて、ヤコ……貴様に倒れられても困るので……」
「ネウロ。もしかしなくても、お医者さんごっこしたいんだね?(にっこり)」
「フハ……積極的に主人の意を汲むとは成長したな(にっこり)」
にこにこにこ……
がばぁっっ!!
いつものオチで申し訳ない。
++ fin ++