遠い記憶 03

「女なんて……人間なんて、星の数ほどいるじゃない?」
「だから……なんだというのだ?」
「うん……だからさ……私がネウロの隣にいるって、もしかしてすごいことじゃないかな、って」
「奇跡、とでも言いたいのか」

「ん…だから、さ……私がもし死んじゃっても、ネウロは淋しがること、ないよね?」




まったく、なんということだ。
奇跡を願うのは我が輩の方だったとは。

なあ、ヤコよ。
貴様は、人間など星の数ほどいると言ったが……気づかなかったのか?

星には手など届かない、ということを……。

仮に届いたとしても、貴様以外の星などいらんがな。

++ fin ++




戻るか?