事務所で、吾代さんと一緒にお留守番。
「最近思うんだけどさぁ……」
「あんだ?」
「ネウロってもしかして、人間の感情、ちゃんと理解してるんじゃないかなぁ」
「探偵……本気か?」
「うん」
「あの化物が、感情だの情緒だの理解してたら、あの虐待は何なんだよ」
「うん、それを思ったの。ネウロの拷問や虐待って、人間……私達のことを解った上で、嫌がることをしてるんじゃないかなって」
「確かに……ピンポイントで感情を逆撫でするよな……」
しばしの沈黙。
先に口を開いたのは吾代さん。
「でも、お前がそう思いたいのは、別の理由なんだろ?」
「え!? ななな何のこと?」
「隠すなって。バレバレだぜ」
「……うん……。ネウロは私のこと好きって感情あるのかな……」
「心配には及ばん」
突然後ろからネウロの声がした。
「ね、ネウロっ!」
ネウロはニヤリと笑っていた。
心配には、って……。それって……。
私は一気に顔が熱くなるのを感じた。
++ fin ++