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小卒なりに考えてみた

“新しい血族”……ずっと信じられずにいた。
知り合いがその一味だったっていうのもあったかも知れねぇ。

だけど、それよりも違和感を覚えたのは、探偵の言い分だった。


「知り合いだと思って油断したら絶対ダメ。あいつら喜んで背後から襲ってくるよ」


あんなに勘の良かったはずの探偵が、どうしてこいつらには…今回は、こんなにも初めから決めつけてかかってんのか。

いろんな人間の心の隙間にずかずかと入っていくくせに、どうしてあの刑事の変化に気づかなかったのか。
オレでさえイヤな予感がしたあの刑事、探偵とのつきあいの方が長かっただろうに。



全て終わってようやく解ったなんて。
オレも、裏社会にいすぎて鈍くなっていたんだな、きっと。


恋は盲目、ってやつだ、アレは。
……使い方合ってるか?
まあ、いいや。

探偵はただ、あの化物を執拗に狙う集団を、自分の感覚を狂わせる程敵視していただけだったんだ。
あのヤローが傷つけば傷つく程、視野が狭くなっていってただけなんだ。



そうして化物と離れた探偵は、前よりずっと広い視野を求めて努力中。
あー、チクショー!
そうやって努力してどんどん綺麗になる探偵に、オレは手も出せずに良いお友達のままなんて。
随分優しくなったなぁ、ったく……。

++ fin ++





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HN




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